2019年4月17日blog | 事務所開設5周年の御礼とご挨拶

5th

2019年4月16日を以って、当事務所は開設五周年を迎えました。
建築士事務所にとって5年目は事務所登録の更新時期。
その為か少し特別な気分になります。

5年を振り返るとまだまだ実績も乏しく反省も多くあった様に思います。
それでも、残念ながら実績としてのご縁にならなかったご依頼も含めると
相当数のご相談を頂いている事に気付かされます。
開業当時は本当に裸一貫と言う言葉を絵に描いた様な状態でしたが、
お客様はじめ、同業者の方々に声を掛けて頂きここまでやってくることが出来ました。
改めましてありがとうございます。
これからもご縁を大切に精進していきたいと思います。

お陰様で少しずつですがご相談を頂く様になり、プロジェクトも増えてきました。
独立してから一貫しているのは、徹底的にお客様の要望を洗い出し、
論理的にまとめ住まいの形として表現すると言う事です。
「論理的」を含める事で、
事務所の独りよがりのデザインにならず、
お客様の意見を伺っただけのデザインにならず、
本当の意味でのお客様の代弁者としてのデザインが出来上がると考えています。
当事務所がお客様と交わす契約は「業務委託」契約です。
「請負」ではなく「委託」です。
「請負」は向かってくる仕事や依頼を受け止め完成品を提供するものだと思います。
それに対し、「委託」は依頼人の代わりに業務を行う行為そのものです。
イメージすると、「請負」は向かい合っている状態、「委託」は同じ方向を見ている状態、
なのかなと想像しています。
その言葉通り、同じ方向を見る事を大切に、
密なコミュニケーションを図りながらモノづくりが出来ればと考えております。

当事務所の実績を新しいご相談を頂くお客様にお見せすると
奇抜なイメージをもたれる方もいらっしゃいます。
ですが、当事務所の一見大胆に見えるデザインは、
全てお客様の要望から生み出されたものです。
逆を返すと当事務所の思惑のみでデザインが生み出される事はありません。
打ち合わせの過程で、お客様の要望変更もあれば当事務所からの提案変更もあります。
これらはコミュニケーションがあるからこそ起こり得る内容です。
そうして、変更したり時には戻ったりしながら、
一緒に住まいの個性を浮き彫りにしていく事で
その個性が家と言う形となって現れてくるのです。

この過程こそ独立して個人事務所として一番やりたかった事だと改めて実感しています。
5年の節目に再度初心を思い出し、次の5年も楽しんでいきたいと思います。


あなたにとっての良いパートナーとなりますように。
今後共宜しくお願い致します。



静岡市の設計事務所:一級建築士事務所SAKAKI Atelier(サカキアトリエ)
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