2015年7月16日blog | 公私混同の九州旅行(宿選び編)

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「~編」と題して九州旅行のブログを数回に分けて書こうかと思っていますが、1回目掲載から既に2週間経過。。。
どんどん旅行の思い出が過去になり、リアリティが薄れております。。。
旅行記を旅行に行った後、数回に分け認めると言う行為がそもそも間違いだったか、とも思いつつ、、
御一読頂ければ幸いです。

今回の九州旅行では中州のすぐそばにあるホテル・イル・パラッツォに宿泊しました。
このホテルはイタリアの建築家アルド・ロッシが日本で初めて手掛けた建物です。
詳しくはホテルのホームページを参照頂ければと思いますが、 ざっくり言うと、
「アルド・ロッシは世界的に超有名な巨匠と言われる建築家で、
その建築家が日本で初めてこういったデザインされたホテルをつくった事で、
デザイナーズホテルが次々に日本でつくられる様になった。
つまりは日本のデザイナーズホテルの歴史がスタートした第一歩の建築」
と言っても良いホテルなのです。

道路面に窓が一つもない独特な外観です。
外壁に使われている赤みのある石はイラン産のトラバーチンだそうです。
緑の梁(水平に渡されている鉄骨)にトラバーチンの円柱(たぶん構造ではなくデザイン?)が
構造的に考えられた太さより太い直径を持って並べられています。
これらのデザインの要素が影響しているのでしょうか。建築の仕事をしていると、何となく高さや
幅を窓や構造から目算して建物の大きさを測るのですが、その目算が鈍ります。
写真で見るとおもちゃの様にも見えますね。
そんな普段常識的にみる寸法と言うかスケールから外れている事で
個性的に感じるのかもしれません。
内装は2009年に改装されたとの事で、ラグジュアリーな大人な雰囲気と言った感じのつくりでした。

こんな雰囲気のホテルですが、ここは和食を中心とした朝ごはんブッフェが有名。 テーマは「まるごと九州モーニングブッフェ」 朝ごはんフェスティバル2014で第3位に選ばれています。

私はホテルの朝ごはんブッフェと言うと、ついパンを中心とした洋食に なりがちですが、
今回は和食オンリーで食しました。
品数も豊富で九州各県の名産が揃っています。 そんな中でのお気に入りはなんと言っても明太子。
ブッフェでこんなにご飯をおかわりしたのは初めてかもしれません。

ホテル代も普通のビジネスホテル+α位なのでとてもお手ごろでした。 (※楽天で予約しました。)
巨匠の建築デザインとおいしい朝食、今回の宿は大正解だったと思います。
中心街へのアクセスも良いですね。

建築屋としてはとても大きな学びにもなるホテル選び。
これからも旅行の際はじっくり選定して行きたいと思います。