2020年4月6日blog | 内装も外装もグレーに統一。セメントの質感ある外壁材

haikeigaihekigaiheki

工事進捗です。
少々更新が滞りました。
現場では待望の外壁が貼られ始めております。
内装はまだまだ下地段階、この建物で初めての仕上げ材の施工です。

外壁はケイミュー株式会社のSOLIDOと言うセメント板の外壁材になります。
丁度、このお施主様と出会った頃に雑誌で見かけて
いつかは使ってみたいと思っていた商材で、
この物件のコンセプトともマッチしていたので、
お勧めして採用された素材になります。

商材としての外壁材ですが、通常の綺麗に仕上がったメーカー商品と異なり、
セメント施工にある白華(エフロレッセンス:白く粉が吹いた様な跡)を
そのまま風合いとして残した6ミリの平板を千鳥に重ねていくと言う、
設計事務所が試してみたくなるコンセプトの商品です。

一番厚いところで6ミリが3枚重なるので18ミリ(完全に隙間なくも難しいので20ミリ程度)になります。
セメント(コンクリート)と言うと重厚なイメージを想像しますが、
SOLIDOは6ミリと言う不釣り合いな薄さが個性的で魅力的です。

セメントで6ミリでは欠けたり劣化しやすいのでは?
と思うかもしれません。
私も当初その懸念を抱きました。
メーカーに問い合わせたところ15年の保証があるそうです。
15年と言えば一般的な外壁商材と大体同じかと思います。
こちらはご参考までに。
https://www.kmew.co.jp/shouhin/solido/index.html

街であまり見かけた事のない商品でしたので、
良い質感を持った建物になるであろうと期待していた為、
この施工を待ちわびておりました。
(しかしながら、建て主様と出会ってからこの2年の間に
まあまあ見かける様になってちょっぴり出遅れた無念さも
感じていたりしています。。。)

このお宅は、3階建てのスクエアな外観な為、
きっとこの外壁が綺麗に映えると思っています。

外壁が貼られ、目地をシーリングしたら足場が外れます。
もう少しです。

はやる気持ちを抑えながら、足場の隙間から外壁を見上げます。

外壁は街から見た時のその家の顔です。
悪目立ちは良くないですが、
上手く街に溶け込みながら個性的でありたいですね。

皆様の住まいづくりの参考になれば幸いです。





静岡市の設計事務所:一級建築士事務所SAKAKI Atelier(サカキアトリエ)
当事務所の実績・提案はWorksをご参照下さい。
当事務所の住まいづくりに関する考え方はAbout home「住まいづくり大切にしたい11の事」をご参照下さい。
当事務所へお問い合わせの方はこちらからご連絡下さい。