2019年9月3日blog | 娘の道具箱。改めて収納を考える

haikeidougubakohoutyou

娘に道具箱と工作道具一式が届きました。
「これは全部あなたのものですよ」
と説明したら大喜び。
黄色い箱から全てを取り出し拡げ眺めます。
次は可愛い絵柄のものとかを開けて遊ぶのかなと思ったのですが、
また全てを仕舞い始めました。
ぴったりに収納出来る様に向きを変えたり、入れる順番を変えたり。
ある程度、入ったらまた全てを取り出し繰り返し。

子供は散らかすのが大好き。
でも、「箱に入れる遊び」と認識すれば整理整頓も大好きなのかもしれませんね。

私の母から聞いた話で、私も小さい頃は片付けが大好きで
片付けない事で叱ったことは殆どなかったそうです。
そんな遺伝もあるのかな。

比較的整理整頓されていないと落ち着かない性分の私は、
その性分が高じて整理収納アドバイザー1級を取得しています。
建築や住まいにも関りがある分野だと感じた事も取得の一因にあります。

「なかなか片付けられない」
「モノが増えて困る」
と言った悩みをもたれている方、多くいらっしゃるかと思います。

遺伝は冗談として、2歳の娘のこの片付け意欲を目の当たりにすると
整理収納が出来る出来ないはもしかしたら何かのきっかけによって
劇的に変わるものなのかもしれません。

例えば、キッチンにあるまな板置き場や包丁をしまう場所にはほぼ間違いなく
それらを収納すると思います。
人はぴったりに納められるところにはそのモノを収納するものなのです。
サイズが違っていたり、類似のモノが複数あったりする事で、
そのモノを仕舞う場所が曖昧になり、数が増える事でモノが外に溢れてきます。

改めて実感したことですが、ぴったりに仕舞う様に試行錯誤したモノの置き場は
必ずその場所に置く様になるのだと思います。

日頃ちょっと適当に置きがちなモノに注意を向けて
そのモノの定位置を考えてみては如何でしょうか。
きっと暮らしが少し楽になるはずです。

心地よい空間を提供する一助になれば
それは建築家冥利に尽きます。
収納についてのお悩み等も是非ご相談頂ければと思います。






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