2019年11月15日blog | 意外とやりがち。消耗品のストックが納まりきらなくなる一つの要因。

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トイレのペーパーホルダーには必ずトイレットペーパーを引っ掛けます。
タオル掛けには必ずタオルを掛けます。
かなり当たり前の事を書きましたが、
これと全く同じ原理なのに収納になるとこの原理を忘れてしまい、
もしくは利用せず、モノが溢れてしまう片付けをされる方が意外に多いのです。

今日は収納内のモノが溢れて収拾が付かなくなる一つの要因と
その解決策をご紹介したいと思います。
今回は特に消耗品について書きたいと思います。

例えば、先のトイレットペーパーではペーパーホルダーに掛かっている
以外のトイレットペーパーはどこか棚なり、
収納なりに保管してあると思います。

そこはペーパーホルダーと同じレベルでトイレットペーパーのみを
収納すると決めて使用しているでしょうか?
もしかして洗剤とかのお掃除道具と一緒にしまっていたりしませんか?
これがモノが入り切らず溢れ出す原因の第一歩です。

このモノを混在させたままにしておく行為が、
そのうちトイレットペーパーの置き場を奪っていくかもしれません。
もしかしたらトイレットペーパーを不用意に多く買って、
置き場が無くなるかもしれません。

要するに、消耗品をストックする場所もペーパーホルダー並みに
それだけを置くと決めなければ上手く収納出来ないのです。
更には、ストックに置ける最大量も決めておく必要があります。

私の家では、左写真の上から5段目にトイレットペーパーを収納しています。
そして、それプラス1で一番上に袋ごと収納しておきます。
ペーパーホルダーへの補充は5段目から行います。
5段目に余白が出来たら1段目から5段目に移します。
1段目が空になったら、ワンケース買い足します。
1段目と5段目のスペースには、どんなにトイレットペーパーが少なくなっても
トイレットペーパー以外のものは置きません。

このルールづくりをしておけば、まずトイレットペーパーが
収納から溢れて外に出てくる事はありません。
そして、トイレットペーパーを切らしてしまう事もまずありません。

おさらいすると気を付けるのは2点です。
・そのモノ専用の収納場所を確保してあるか。
・そのモノを収納出来る絶対量を把握しているか。

この話をするとたまにこんな意見が返ってきます。
「特売日になるべくまとめて買いたい。そうするとどうしても置き場がなくなる」

確かに私の論理では収納をベースに考えていますので、
特売等により購入量を変動させたい行動には対応出来ていません。
ただ、一つ問いたいのは、特売のトイレットペーパーを購入する事で、
年間いくらお得に購入したか計算した事があるでしょうか。
もしかしたら沢山購入した事で、通常よりいっぱい使っているかもしれません。
(人の心理とはそういうものです)
沢山購入した次の週に別のドラッグストアで同額で
また特売をやっているかもしれません。

お得に買い物をしたい気持ちは十分に理解出来ます。
試しに1カ月で良いので、特売での大量購入した月と、
私の様なルールの中で、その都度安いお店で買う月をつくって
お得になった額を比べてみては如何でしょうか?

意外と収納から溢れ出るストレスを押してまで
買う必要が無いと思えるかもしれません。

今回はトイレットペーパーでネタを書ききってしましました。。
実は丁度我が家でトイレットペーパーを買う話が出ていたものでして。

皆様のストレスの無い収納に一役買えたなら幸いです。





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