2017年7月4日blog | 着工前のお片付け。家族の思い出を感じます。

seiriseiri

現場着工が近づいているお宅の片付けを手伝いに行きました。
60年と言う年月を親から子へ引き継ぎ使われ続けた住宅です。
多い時で5,6人の所帯+店舗だった住まいが現在は1人で住まわれています。
その為、2枚目の写真は2間続きの和室ですが、現在は使用されていません。
この様な使用されていない部屋がいくつか存在しています。

年代物の箪笥があり、その中にはご先祖の骨董品が眠っています。
1枚目の写真は額に子供が貼ったのであろうシールの跡です。
そこに住まわれていた家族の痕跡を感じながら、
そして今は使われなくなったモノたちへ、感謝しながら処分品としてまとめていきます。

処分品はゴミ袋50個程になりました。
でも、まだまだあります。

お施主様も、
「こういう機会が無いとなかなかやらないから」
と言って、結構思いっきり処分していました。

こう言った事を感じながら、ご自宅にモノが沢山増えてしまっている
お宅って結構あるのではないでしょうか。

建て替えや、大掛かりなリフォーム、引っ越し等があればやる機会になります。
でも、そう言う事がないとなかなか整理出来ないのが人間です。
日々の生活にも追われています。

こう言う光景を目の当たりにした時、整理収納アドバイザーとして
何か手伝える事はないかと思ってしまいます。
今回は大掛かりなリフォーム(リノベーション)を行いますが、
そうした行事でなくても、整理収納をする機会を提供出来ればと
考えるところです。

ある本で書かれていましたが、
整理収納は「政(まつりごと)」

私もこの考えに共感しています。
本によっては「日々コツコツを習慣付けて」と書かれたものもありますが、
一旦、散らかったり、モノが増えすぎてしまったりしたお宅は
お祭りとして、盛大に整理収納する日を設けた方が良いと思います。
そして綺麗になったところから「日々コツコツと習慣付けて」片付ける日々をスタートさせるのです。

少し話が横道に逸れ、整理収納の内容になってしまいました。


本日は大量にモノを整理し、
いよいよ着工です。



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