2020年1月30日blog | 統一感を意識したインテリア。住まいにテーマをもってデザインする。

haikei

新しい住宅を夢見る時、
まずは、イメージとして内装(インテリア)を想像する人が多いのではないでしょうか?

外観が格好良ければそれに越した事は無いけれど、
それはあくまで2次的要素。
自分の生活の主体となる場所の内装が第1と考えるのは当然と言えば当然です。
私が過去接して来たお客様を思い返しても、
そう言ったご要望の方が多かった様に思います。

今回は、
まずメインに思い浮かべるインテリアについて
どの様に考えをまとめていけば良い住まいになるのかを
書いていきたいと思います。

設計事務所としてお勧めするのは、
「テーマを決める。そして意識する」
これに限ります。

「そんなことは分かっている」
と、言われてしまいそうな提案ですね。(笑)

新しいお住まいのインテリアを考える時、
・北欧風が良い
・和風が良い
・アメリカンな感じが良い
・白い無機質なモダンが良い
・アンティークな感じが良い
・インダストリアルな感じか良い
・・・
それぞれの好みは意外とはっきりと出てくるものです。
テーマもすぐ決まりそうですね。

では、なぜ改めてテーマを決め、それを意識する必要が
あるのでしょう。

実際にWeb上で好みのインテリアを検索してみます。
玄関、LDK、居室、脱衣・洗面、浴室、トイレ、、、
所要室から好みを一つ一つ検索していくと、、、
意外と北欧が良いと思っていたのにモダンも良いかも、なんて感じたり、
インダストリアルが良いと思っていたのにアンティークが良く感じたり、
そんな風に好みがブレてしまう事ってありませんか?

これは、好みがブレているのではなく、
好みがオーバーラップしている事が原因かもしれません。
例えば北欧風の中にモダンの潮流もありますしアンティークの潮流もあります。
アンティークなインダストリアルだってあります。

そして、その個人的好みにも幅があり、
玄関ではこのデザイン、LDKではこのデザイン、と言ったように
ブレた様に思える要望に繋がってしまうのです。

「ドアで区切るから違っても良いじゃない」
これも一つの要望かもしれません。

しかしながら、テーマを決め・意識する事は
迷った時の道標となってくれます。
道標を持った上でテイストが違って良い人はそれで良いと思います。
道標を持たない上でテイストにブレがあると、
折角好みをまとめ、完成したインテリアのはずなのに
どこかスッキリしないと言うか
モヤっとした感じを覚える事があるかもしれません。
(もの凄く言葉に表しにくいのですが、感情的な心地よさが得られないと
言ったら良いでしょうか)

インテリアの要望をまとめる時、
1.テーマを決め
2.Webで資料を集め
3.資料がテーマに即しているか
を是非意識してみては如何でしょうか。
1から3を繰り返す事によってテーマが付加されたり、
削除される事もあるかもしれません。
テーマはシンプルに一つでなくても良いと思います。
「北欧の中でも1950年代のデンマークの家具を中心とした
モダンなデザイン。だけど、照明はアンティークな装飾を入れてアクセントにしたい」
みたいな感じで、ちょっとずつ具体的になっていく事で
よりブレない要望を持つ事が出来ると思います。
そうしてまとまったテーマはきっとあなたの住まいに
オリジナリティを与えてくれるものとなるでしょう。

あなたの住まいがより良いものとなる事を願っております。





静岡市の設計事務所:一級建築士事務所SAKAKI Atelier(サカキアトリエ)
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