2020年5月14日blog | 鉄骨階段塗装。色を入れると言うチャレンジ

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あなたが好きなインテリアには何色が使われていますか?

今回はインテリアで使われる色について書きたいと思います。
色としてみた時にまとめやすい方法等も紹介致します。

現在進行中の物件では階段を紫に塗装しています。
インテリアとしては少々チャレンジしている計画です。

皆様の住まいを思い浮かべて下さい。
カーテンやソファ、テーブル、家電等あとから置くものを除いた場合、
つまり建築としてつくられたもののみでインテリアを見た場合、
どの様な色が使われているでしょう?

恐らく、
・白、黒、グレー(モノトーン)
・茶、薄茶(茶の濃淡、木の色)
ほとんどがの2系統でまとめられていると思います。
実際、この2系統でまとめる事が住宅の
インテリアをまとめる上ではとてもまとめ易い手法です。
どのみち、カーテン、ソファ、テーブル、家電等で
色が勝手に入ってくる事が多いですしね。

ただ、より個性を持った「私たちだけの家」とするなら
色を入れるチャレンジも有かと思います。
と、言うより今工事中のお施主様と出会い、
ご要望をお伺いする中で、色と真剣に向き合い
そう思う様になりました。

今回計画してみて、
モノトーンと茶系意外の色を建築に初めから組み込む事で、
他のインテリアの要素がまとめ易くなると言うメリットもある様に感じました。

この紫の階段が入った事で他の床や壁、天井、造作家具の
色が決まっていった様に思います。
初めての試みでしたが、完成が近づくにつれ
こう言うやり方も面白いし良いと思えました。

モノトーンと茶系でインテリアをまとめるとまず極端な失敗はなくなると思います。
更には、モノトーンで2色、茶系で1色の計3色位に色の数を抑えると
よりまとまり良いインテリアとなります。

手法は色々あり、
紫等の色を入れる方がテクニックとしては高度だと思います。
入れ方を間違えると飽きやすいインテリアになりかねないですしね。

でもそこに挑戦し一つの住宅としてまとめていく事も私たち建築家の仕事の一つなのだと
改めて学ばせて頂いた様に思います。

「それはやめた方が良いですよ」
と言うのは簡単です。
しかし練りに練った上での「やめましょう」と
手拍子での「やめましょう」は全然意味が違ってくると思います。

新しいお住まいをお考えの方は
インテリアの定石を気にせず、まずは自分の好きなインテリアの要望を
設計士にぶつけてみては如何でしょうか。
もしかしたら自分達に合った設計士を見分ける鍵になるかもしれませんよ。

皆様の良い住まいづくりの一助となれば幸いです。





静岡市の設計事務所:一級建築士事務所SAKAKI Atelier(サカキアトリエ)
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