すこし前の話になりますが、当事務所の案件がベルックス様の社内コンペで1等を受賞しました。
オーストラリア社長名を取ったMarc賞と言う賞だそうです。
当初天窓をオリジナルの製作で考えておりましたが、
費用面、断熱面、納まり面等を考慮しベルックス様の新製品で対応する事にしました。
オリジナルの製作サッシより自由度は限られるものの、
費用面、
断熱性能、
メンテナンス性に優れ、
今回の様な天井の大開口には適した製品と判断しました。
自由度が限られるとは言うものの、
フレームレス(窓枠が無くガラスだけが見える仕様)であった事も
採用の決め手になりました。
開口が広く感じられます。
既製品の天窓と言っても、
既製に従うのは屋根のくり抜き部分のみです。
室内の天井の開け方は設計者が考えなければなりません。
(屋根から室内天井までは意外と深さがあります)
単に、地面と垂直に開口を開けたり、屋根の勾配に垂直に開けるのではなく、
カットする斜めの角度を何度となく、CGでシュミレーションして
開口を決定していきました。
今回の様に窓が連続している場合(連窓と言います)、
開け方一つで解放感や心地良さにかなりの違いが出てきます。
連続している窓を一体的に見せる工夫も天井の開け方が
重要なカギを握ります。
「天窓を付ける際には室内天井の開け方が非常に大切」
もし、新しいお宅に天窓の採用をご検討の方は、
天窓を付ける場所やガラスの面積だけを検討するのではなく、
室内の天井の開け方にも注意を払って打ち合わせを行う事をお勧めいたします。
室内天井の開け方一つで、
小さいガラスでも大きな効果を得られたり、
大きなガラスでも思っていた心地良さが得られない事があります。
ベルックス様の当事務所実例も是非ご参考頂ければ幸いです。
実例紹介はこちら→https://www.velux.co.jp/cases/gallery-fcm
皆様の住まいづくりの参考になれば幸いです。
静岡市の設計事務所:一級建築士事務所SAKAKI Atelier(サカキアトリエ)
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