丘と並ぶ家

主要用途:個人住宅 敷地面積:395.61㎡ 1階床面積:87.82㎡ 階数:1階 構造:木造 世帯:夫婦2人

丘陵地の眺めを活かした夫婦の為の住まい

定年退職を迎える仲良し夫婦の為の住まいです。都心部郊外に土地を購入。眺めの良い環境の中で趣味を楽しみながらのんびり過ごす事を目的とします。高台からの眺めを強調する為に建物を敷地の南に寄せ、北側に出来た空地に丘をつくり庭としています。北側の丘は道路から建物内を意識的に見にくくし、建物内は外部からの視線を気にせず半屋外にいる様な開放感を実現します。夫婦の老後に向けた住まい提案ですが、その夫婦の為のみに留まらず、次の世代にも引き継いで使用して貰える様、構造は外周面のみで構成する簡素なものとしています。 夫婦がいつまでも仲良く居心地良く暮らせる住まい。そして、人生の最期を迎える終の棲家。そこに必要なのは、幾らかある自分が本当に大切にしてきた物と、本当に大切にしたい人と過ごす時間の記憶なのかもしれません。 注:動画には音声が含まれております。御閲覧の際はご注意下さい。