基礎工事始まりました。
とても暑いなか職人さん頑張って頂いております。
今回は盛土が必要等の判断がなされる土地について
基礎工事の中で盛土工事を減した事例をご紹介致します。
現在着工中の建築現場ですが、
お施主様が土地購入の際、
「盛土が必要だと思います」
と言われた土地でした。
購入前に前の建物を解体し、更地渡しになった土地ですが、
前の建物の基礎を撤去した際、土地を掘り返した為
土地が痩せてしまったとの事です。
私も初見では
「少々低いな。事前に盛土しておいた方が良いかな」
等と考えておりました。
しかし、判断を急ぐ前に一歩立ち止まり、
現場の意見を聞いて最終決定する事にしました。
工務店さんに協力して頂き、土地の各部の高さを図ってもらい、
この土地に合った適正な地面の高さを割り出します。
最終判断としては、基礎工事の際、
基礎の下に施工する砕石と捨てコンクリートで調整すれば
良いのではないか、との判断に至りました。
一番コストを掛けずに施工出来る方法が選択された事になります。
本日、実際に地面は低すぎなかったのか、
少しは盛土を入れておいた方が良かったのか、
状況を見ようと現場に行ったところ思った以上の掘り返した土が
盛られていました。
もし、事前に盛土をしていたら、折角入れた土が
この山に追加されていた事になりますね。。。
盛土にも費用が掛かりますし、
土の撤去にも費用がかかります。
現場をよく知る方々の判断を参考に施工方法をチョイスする事は
とても大切だと思わされた一件でした。
皆様も、もし、不動産屋から「この土地は盛土が必要だよ」等の
話しが出た場合でも、すぐに判断して工事してしまうのではなく、
設計事務所や工務店等、建物のビルダーに相談して
適切な対処法を検討した上で最終決定する事をお勧め致します。
皆様の住まいづくりの一助となりましたら幸いです。
静岡市の設計事務所:一級建築士事務所SAKAKI Atelier(サカキアトリエ)
当事務所の実績・提案はWorksをご参照下さい。
当事務所の住まいづくりに関する考え方はAbout home「住まいづくり大切にしたい11の事」をご参照下さい。
当事務所へお問い合わせの方はこちらからご連絡下さい。