2015年5月15日blog | あなたの身近に大切に使い続けているものはありますか?

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設計をする時、なるべく永く使ってもらえる様にと考えます。

仕事の合間、一息つこうと手に取ったグラスが目に留まりました。

何気なく毎日使っているグラスですが、これは私が生まれるよりずっと前から
使われているグラスです。40年から50年くらい前のものでしょうか。
50年と言うと半世紀!!!
日本の住宅寿命の平均より遥かに永く使われています。
(ちなみに日本の住宅寿命の平均は30年前後と言われています。)

恐らく父がウィスキーを飲む時に使っていたのだと思いますが、
私はこのデザインをとても気に入り譲り受けました。

ビールジョッキの様なフォルムでボトルガムくらいの大きさ。
今はあまり見ないデザインです。
また、ジョッキの様にガラスを分厚く使った事が、割れずに今も使えている
要因の一つとしてあるかもしれません。

使われる前に「このデザインなら何十年も気に入って使ってもらえる!」と
計算してものをつくる事はとても難しい事です。
それでも、それらを常に考えながら設計をするべきだと、
改めて教えてくれた日常の一コマでした。

あなたの身近に大切に使い続けているものはありますか?