2020年3月1日blog | サッシ打ち合わせ。窓の大きさは実感を持てる手法で提案する

haikeiwindow

当事務所で窓の打ち合わせを行う際に取り入れている手法のご紹介です。

住宅における窓の大きさは図面上で
「この窓は掃き出し窓で、この窓は腰高の窓です」
「この窓は幅が1m50cm、高さが90cmです」
と言ったご説明の仕方をする事が良くあります。
私も以前はそうしていました。

しかしながら、それをリアリティもって実感するのはなかなか難しい事。
私でも正直、
「思ったより大きかったかな」
なんて現場で実際に付いてから思う事あります。

それでもある程度は建てる前に実感をもって知りたいもの。
良い方法は無いかと思案しておりました。

そして現在たどり着いた手法が写真の様に
マスキングテープを壁に貼って大きさを説明する方法です。
説明しながらを前提としている為、完全な四角をつくってはいませんが、
四隅のコーナーをつくって大きさを示しています。

この方法は個人的にかなり効果があると感じています。
今まで図面やCGのみで説明していた時よりも
「こんなに大きいの?」
「ここは風抜きだからこれくらいでも良いか」
等、かなり実感をもって窓の種類を建て主様と共有する事が出来ます。

この実寸大のリアリティはかなり有用だと感じ、
今回は部屋の大きさや収納の大きさなどもマスキングテープを
使って示す事にしました。

この打ち合わせにはマスキングテープを貼る事前準備が必要で、
少々手間がかかるところですが、
建て主様との感覚の齟齬を無くす事や、
打合せ自体をスムーズに進める事が出来、
結果として効率的に良いのではないかと思っています。

今回のブログはこれから家を建てる方に向けてと言うよりは
同業者への当事務所の手法の紹介みたいなブログになってしまいました。

とは言え、もし、現在新しい住まいをお考えの方で図面上だけで打ち合わせを
している方がいらっしゃいましたら、
実寸大での大きさを見てみる事をお勧めいたします。

住まいづくりがより良いものなりましたら幸いです。




静岡市の設計事務所:一級建築士事務所SAKAKI Atelier(サカキアトリエ)
当事務所の実績・提案はWorksをご参照下さい。
当事務所の住まいづくりに関する考え方はAbout home「住まいづくり大切にしたい11の事」をご参照下さい。
当事務所へお問い合わせの方はこちらからご連絡下さい。