清水のリノベーション(仮)の打ち合わせです。
こちらの案件は、住みながらの改修工事(リノベーション)の為、
いつもお伺いし打ち合わせを行います。
その方が、その場で確認が出来ます。
実施設計の打ち合わせが詰まってきました。
本日の打ち合わせに必要なグッズを揃えるとこんな感じです。(左写真)
これでも、予め決めた仕様を確認しながらの打ち合わせなので
少ない方かもしれません。
内訳は、
・フローリングサンプル
・タイルサンプル
・壁塗装色見本と仕上げサンプル
・木材用オイルワックスサンプル
・ワーロン紙サンプル
・金物カタログ
・水廻りカタログ
・照明カタログと電球サンプル
・・・
と言った感じです。
今回感じたのは、照明の明るさの具合をお伝えする難しさです。
元々難しいと感じていた事案だったので
LED電球をサンプルとして何種類か購入し、
実際に点けて感じを見て頂こうと思いました。
しかしながら、点けては見たものの、
「これが吹抜けに付いて暗くないかな?」
と質問頂きました。
個人的な経験則から、
「十分照度は取れていると思います。」
と回答しました。
でも、この回答って本当は良くないと思っています。
明るいか暗いか。
それは現在住まわれている、もしくは、今まで感じてきた
主観から判断されるものなので、私の明るいは建て主様には
暗いかもしれないからです。
そこで、生活シーンを想定頂き、
生活の中でしっかり明るさが必要なところ、
通り抜けるだけなので必要最低限で良いところ、
を一緒に考え配灯の検討を行いました。
現在住まわれているお宅が、全て昼白色(蛍光灯の青白い色)で統一されていましたが、
裸電球が吹抜けにぶら下がるペンダントライトの提案をしたので
キッチン以外は全て電球色(電球の黄色っぽい色)でご提案致しました。
当初は「暗い気がする」と電球っぽいイメージから明るさを懸念されておりましたが、
先の生活シーンを想像した時に、
「リビングはこちらの色味の方が落ち着きませんか?」
とお話ししたところ、ご納得いただきました。
これでも、確信をもって大丈夫とも言い切れませんが
概ねご理解を頂いた様です。
後は、私の主観が建て主様に受け入れられるか。
もはや完成までドキドキするしかありません。
昼でも夜でも、ずっと居たくなる様な
住んでみてそんな気持ちになって頂ける事を
願うばかりです。
一級建築士事務所SAKAKI Atelier(サカキアトリエ)
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